水なすとは
なすが、日本へ渡来したのは奈良時代末期で、少なくとも1200年以上の歴史があります。
その後、栽培方法が工夫され、各地で数多くの品種が生まれてきました。
「水なす」もそのうちの一つで、昔から「日根野あずきに上之郷なす」と言われたように、江戸時代の初期から泉南地域(泉佐野市上之郷)で栽培されたのが始まりとされ、泉南地域の風土や生活習慣等に対応して育成されたと思われます。果皮の柔らかさや果肉のみずみずしさを生かし、軽く塩でもんだ後、糠床で一夜漬けにすると、鮮やかな紫色に仕上がり、その味は絶品です。
水なすの生産
水なすは、泉佐野市、岸和田市、泉南市、貝塚市等の泉南地域で栽培され、ハウス栽培では1月から出荷されています。また、水なす漬は泉南地域だけでなく最近関西一円でも需要が伸び大阪を代表する漬物です。
水なす漬の承認基準
3Eマークのついた水なす漬は次のような基準に適合し、大阪府が認証した食品です。
1.原材料である水なすは、大阪府内で生産されたものです。
2.果肉が厚く、固有の柔らか味を有する肉質です。
3.漬け上がり固有の香味、色沢が良好です。
4.食品添加物としては、加工過程で最小限必要となる発色剤(ミョウバン、硫酸第一鉄)、酸化防止剤(ビタミンC)、調味料(アミノ酸等)、甘味料(化学的合成品以外)、酸味料以外のものを使用していません。安全でおいしい食品を召し上がっていただけるよう厳しい品質管理のもとに生産・加工をしております。
歴史ある水なすに敬意をはらうと共に、生産の時点から決して手を抜かない三木商店の自慢の水なす漬けをご賞味ください。